朝、目を覚ますと、部屋に網戸の隙間から冷たい風が吹き込んできた。昨日はこんなに寒くなかったのに…。オレは体を震わせながら窓を閉めた。
「朝、だ〜!」
 オレは自分が目を覚ました事を確認するように呟くと、気を抜くと再び閉じてしまいそうな目を擦りながら、朝食の待つ食堂へと歩き出した。